MarketAnalyzer_D20は非常に好調ですが、
お使いの方の中に
「記録にあるような成績が出ない」
というメールを頂きましたので、設定のポイントをまとめました。
下の画像は私のMarketAnalyzer_D20です。
昨夜の損益が39000円ほどなのは取引枚数が日経225Mini4枚の設定の為です。
(※記録の記載Blogでは日経225Mini1枚での損益を記載しています)
グラフの上部、中央辺りに「損益」の表示部分がありますが、これは手数料を差引いた実現損益を岡三RSSで拾ってきて表示します。
取引所の日付が16:30から始まりますので
昨日のナイトセッションでの損益が集計されてココに表示されています。
(↓クリックで拡大)
シートSETUPの説明
下の画像をご覧ください
・黄色の●は新規建てに関係するトコロです
・緑色の●は返済に関係するトコロです
(↓クリックで拡大)
結果にかかる重要な個所を順に説明していきます
1)新規建てにかかわる部分
判定用データ
※右上
※N225=日経225Large
MarketAnalyzer_D20は日経225とTopixの瞬間的な価格バランスの変化でサインを判定します。
日経225Mini&Topix先物のバランスを使うのか、
日経225先物(Large)&Topix先物のバランスを使うのかの選択項目です。
推奨は圧倒的に後者です。
日経225MiniだとLargeに比べ“ノイズ”が多いので、間違ったサインを拾ってしまう事が多々あります。
パラメータ設定
※左上
ここには4カ所変数がありますが、推奨値は下記の通りです
見送り条件1と2は初期設定のままでもダメではありませんが
検証ファイルがあるので確認してみてください。検証ファイルはMarketAnalyzer_D20のユーザーズガイドからDownloadできます(ユーザーさんのみ)
意外と大事なのは最大取引回数です
※取引回数とありますが、正しくはサイン判定回数です。
3回とした場合には、デイセッション、ナイトセッションでそれぞれ最大3回までを上限としサイン判定をします。
MarketAnalyzer_D20で理想的な設定は、取引回数が少なく期待値が大きな設定です。
何故かというと
ザラ場での売買しますので、
期待値が大きくても取引回数が多ければスリッページで実質利益を手にできない恐れがあるからです。
最大3回までが推奨で、私は現在2回にしてあります。
取引時間設定
※左中
ここは通常は初期設定のままで変更する必要はありません
、、任意に変更しても大丈夫です。
※注意していただきたい事
ナイト判定終了(下から2番目)は遅くても0:59までが推奨です。
あまり遅い時間帯になると、
出来高がさらに細り判定が難しくなり、サインが出ても信頼性が低下します。
2)返済にかかる部分
Exitサインでの自動返済
※右中
ここは「ナシ」が推奨です。
その場合、グラフに表示されるExitサインでは手仕舞いせず、
ロスカット幅、利益確定幅、トレーリングストップでの返済を自動で行います。
(最重要ポイント)利益確定幅・トレーリングストップなどの設定
※中央
ここは最重要です
MarketAnalyzer_D20の利益確定は次の順に動作します
- 建玉を持ったらすぐさま「A」のロスカット水準に逆指値を入れる
これは、取引中に“まさか”の値動きがあってもリスクを限定するためです - 「B」の含み益に達したら、ロスカットの為の逆指値水準を引き上げ、少なくても「B」の下のセルに設定したの利益を確保すべく変更動作をする
- 含み益が「c」の幅増える毎に細かく逆指値水準を引き上げ、確保できる利益幅を大きくしていく
- 「D」に設定した以上の含み益になったら利益確定をする
↓
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※よくある良くない設定
MarketAnalyzer_D20にはトレーリングストップ機能がありますので「こまめな利益確定」を考える方がいますが大抵は上手くいきません。
■良くない設定例
この場合、典型的な小利大損の取引になります(つまり損失になる)。
トレーリングストップは徐々に利益確定幅を増やしていくモノです。
日経225Miniは流動性(出来高)が大きいため、10円くらいは普通に上下動します。
よって、この設定で取引すると事実上、「利益確定40円、ロスカット120円」という設定になります。
50円幅に達したら5円幅の利益確定・・などとし、この間をあまり狭くしてはダメです。
以上ですが、マニュアルページも参照してください
よろしくお願いします。