裁定取引とサヤトリを混同してしまう人は少なくありません。
、ん?
裁定取引とサヤトリって、同じじゃないの?
・・って思った人が多いんじゃないでしょうか?
実は違います。
裁定取引とサヤトリは似て非なるもの
例えるならば、バターとマーガリン、牛乳と豆乳のような物です・・ちょっとチガウか、、
ともかく、
解りやすく解説し、図にするとこうです
裁定取引=どこかで価格が一致する
「理論価格」が存在し価格差によるリスクは無い
(しかし超高速の戦いで、庶民には計り知れぬ難しさがある)
サヤトリ=似た動きをする別銘柄の価格差取引
別銘柄なので価格が一致するポイントは無く、任意に「基準」を設けなければならない難しさがある
100点の取引ではないが、個人投資家でもココでは十分に戦える
裁定取引と違って難しいのは・・・
しかし、基点を別に設けていたらサヤの状態は違ってくる
↓ ↓
このようにサヤトリと裁定取引は、根本的に違うのです。
混同している人も少なからずいますが
日経225MiniとTopix先物のは裁定取引じゃなくて、サヤトリのほうです
ArbimasterD3もサヤトリですが「それじゃ、サヤトリではなく裁定取引のシステム作ったらどうか」と思うかもしれませんが、
投資の世界には間違っても楽々利益になるなんてことはあり得ません。
裁定取引の超高速の世界には我々の及ばない難しさもあるワケです。
そもそも、私たちの環境では、とてもとても、速度的に裁定取引は上手くいきません。
さすがに、8月9月は日銀の政策にこのサヤトリもチト、踊らされています。
8月はなんとか上手くこなしましたが、9月は踏ん張りどころであります。
裁定取引が100点だとすると、サヤトリは70点か60点くらいのような気がしますが
それでも、一般的な取引の数倍はリスクの低い取引です。
日経225MiniとTopix先物の間の価格差取引(サヤトリ)で勝ち続けるためには、
まず、この裁定取引とサヤトリの違いが判っている必要があります。