もう、3年ほど前になりますが・・・・
せっかく取得したテクニカルアナリスト(CMTA)の資格を更新せずに喪失しました。
取得したのは2006年か2007年でした。
テクニカルアナリストとは、
NPO法人、日本テクニカルアナリスト協会で認定してる資格です。
年会費を払って更新しないと、テクニカルアナリストをうたってはならないというんですが
ワタクシ的には役に立たなかったので更新をやめてしまったワケです。
誤解のないようにしときますが、
テクニカル分析とテクニカル指標(MACDやストキャスティクスなど)は違います。
また、普通の投資の取り組み・・・未来を予測するというアプローチの人には、テクニカルアナリストの勉強はそれなりにイイかもしれませんが
完全自動発注システムを考えたり作ったりする上では、テクニカル指標はクソの役にも立ちません。
MACDやストキャスティクスや諸々どれもダメですが、
特にワイルダーさんの数々の作品は全くダメです・・RSIとかイロイロ。
繰り返しますが、テクニカル分析とテクニカル指標は違います。
何故、ワタシがテクニカル指標を忌み嫌うほど、ダメだというのかは
それで、さんざん苦労したからなのですが、
そもそも、
リアルタイムデータとパソコンを使った自動発注をするならば、未来を予測するというアプローチが間違っている
・・というのがワタシの持論です。
一般的なシステムトレードは、
テクニカル指標を組み合わせて売り買いの判断をしようとしますが(それを使ってなくても)、未来を予想する・・というアプローチをとっています。
未来を予想するのは大変にムズカシイことで、
未来を予想する = 賭け = ギャンブル的な不確実性の高い方法
だと思うのです。
ガラッと考え方を変えて、
リアルタイムデータとそこそこ高速で処理できるパソコンがあるのですから未来を予測するのではなく、「現状を判断する」というアプローチの方が確実性の高い
、賭け = ギャンブル的な要素がない仕組みが作れるのだと思います。
もちろん、
そんな方法はどの本にも書かれたないので、実際に作るのは構想から作成~実証~運用まで、大変な作業です。
実際に私はテクニカル指標を捨ててそのアプローチにしてから大きな変化がありましたが
この理解はなかなか難しいトコロがあります、、
例えば、
NT倍率を使ったサヤトリ投資にも寄付きや引けにも未来を予測した方法と、現状を判断する方法があります
未来を予測するアプローチのNT倍率を使ったサヤトリ投資とは?
実は現在、世の中で知られているNT倍率を使ったサヤトリ投資のほとんどがこの方法です。
具体的には、
寄付きや引けの価格を「予想」してポジション判定をして、寄付き又は引け成行で注文を出します。
一見、なんの問題も無いように思えるこの方法ですが、
実際にやってみると、寄付き価格や引けの価格を正確に予想するのは非常にムズカシく、
超高速パソコンで寄付きのコンマ1秒前に判定したとしても、寄付き価格を正確に予測することはできません。
結果として、期待通りのパフォーマンスを手にできないことが少なくありません。
これは、ごく初歩的なサヤトリ投資方法です。
スリッページの発生がないから・・という人がいますが、
実はそこにも課題が・・・ですが長くなるので、それはまたの機会に・・。
現状を判断するアプローチのNT倍率を使ったサヤトリ投資とは?
NT倍率を使ったサヤトリ投資のチャンスは、
寄付きや引けよりもむしろマーケット開催の場中に何度もあります。
このアプローチの場合は、文字通り予想は無くて価格の開きをリアルタイムデータとパソコンで監視しているだけです。
発注も完全自動でできますので、仕組みを作り上げるだけです。
人間様がこれをやってできないことはありませんが
毎日毎日、サヤの状態を一瞬も目を離さず監視するなんて・・まず不可能です。
スリッページの心配をする方もいますが
サヤトリの場合は片バリの普通のトレードでは不可能な仕組みを使うことができます。
発注の際、
価格と板(枚数まで)を計算することで、スリッページの心配のない注文を執行することができまが
何故、片バリの普通のトレードでこれができないかは、長くなるのでまたの機会に・・・。
ArbimasterD3がこのアプローチ方法を使ってますが
実際のトレードも至極、好調です。