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マーケットアナライザー225で使っている主なExcel関数とその意味

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10000時間の法則というのがあるそうです。

偉大な成功を収めた起業家や世界的に有名なスポーツ選手などに共通しているのは、10,000時間それに打ち込んだ時間が必要だみたいな話です。

では、10000時間とは一体どれほどのモノかはこのサイトで算出する事が出来ます
1日8時間取り組むとして、3年半ほどです。石の上にも3年という訳ですね。

私自身は、10年ほど前から300本以上のトレーディングシステムを作りましたが、

最初はExcelではなくてファイルメーカーというデータベースソフトで、当時、創業し理事を務めていた高圧受電設備の保安組合の顧客サービス用のアプリを作ったのがトレードシステムを作り始めた切っ掛けでした。

この高圧受電設備の保安組合の顧客サービス用のアプリはとても好評で、
長野県庁から依頼があり県庁講堂で講演をしたり、JAから声がかかって使い方を教えたりしました。

ちょっと脱線しましたが、
誰でも最初は初心者ですが、慣れていない人でもトレーディングシステムを作れるようになる方法を書きたいと思います。

1-仮説を立てる

トレーディングシステムの仮説(アルゴリズム)を考え付く為のは、右脳的作業です。
仮説には材料が必要です。
専門家や先輩方や書籍から左脳に知識や経験や情報みたいな“材料”の蓄積があって、ある時に右脳でそれが組み合わされて良い仮説が生まれるような気がします。

ある時というのは、値動きやチャートなどを眺めている時に視覚情報が刺激になって右脳的に“材料”が組み立てられ仮説が生まれるイメージです。
 
ここでのポイントと注意
ここでのポイントはその仮説が理論的に説明できるかどうかが、フォーワードの段階や実際の使用において再現性や堅牢性があるかどうかの目安になるような気がします。

例えば、MACDやストキャスティクスなどのテクニカル指標を組み合わせればバックテストである程度のモノができます。しかし、それは理論的に説明ができるわけではなく統計的優位性があるわけでもありません。
実際にそれを使用したところで、良い結果を得られるハズも無いシステムになってしまいますので注意が必要です。

1-Excelなどで検証する

次にその仮説を数値で検証します。
私は当初、ファイルメーカー(データベースソフト)でやりましたがなかなかこれは大変でした。
検証には何と言ってもExcelがハードルが低く、やりやすいです。
 
マーケットアナライザー225で使っているExcel関数とその意味
下記の関数はマーケットアナライザー225のサイン判定で使っている関数です。
部分的に抜粋して解説しますが、最初に覚えるといいのはこの程度です。

=IF(A10="","",A10/I10)
※意味=もし、A10のセルが空欄だったら空欄にしておく(こうしないとエラーみたいな文字が表示されるので)、空欄ではなかったらA10のセルの値をI10のセルの値で割る

=AVERAGE(OFFSET(J5,1-$G$3,0):J5)
※意味=平均値の計算です。J5のセルを基準に上方向にG3のセルの期間の平均値を計算します

=IF(OR(Q5="",Q5=0),"",IF(AND(Q5<>0,Q4=0),"",IF(W5<=$G$3,-1,IF(V5>$G$3,1,X5))))
※意味=最終的なサイン判定の部分の関数です。-1の時は「Sell」サイン、1の時は「Buy」サインです。
こういう長い個所がしばしば出てきますが、言葉で書くとこうです、、

もし、Q5のセルが空欄か「0」だったら空欄、
もし、Q5のセルがゼロ以外且つ、Q4のセルが0だったら空欄、
もし、W5のセルがG3の値以下だったら―1(Sellサイン)、
もし、V5のセルがG3の値より大きかったら1(Buyサイン)
それ以外はX5のセルの値を表示

上記の関数あたりが最初に覚えてもらうと良いモノです。
他にもよく使うのはLookup関数くらいで、そんなに難しものはサイン判断には必要ありません。

便利な事に、Excelと岡三RSSなどを組み合わせれば、詳細なリアルタイムデータを取り込みながら分析する高度なものも作れます。
楽天RSSよりも岡三RSSの方がはるかに簡単に使えます。
 
大事なのはアルゴリズム
Excelの関数やプログラミングが不得意だったとしても得意な誰かに頼めばよいですが、
アルゴリズムそのものに優位性がないと意味がありません。
ですので、ゲーム感覚的にデータをいじるだけじゃなくて、マーケットの知識や経験がモノを言うんだと思います。

でも1万時間、マーケットから撤退せずに継続するって事自体がもうプロの域かもですね!?
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