日経225MiniとTopixLarge(先物間)のサヤトリでは、リスク相殺されるので証拠金が少なくて済み、資金効率は良いのだ・・と、言われます。
証券会社さんのページにはこのように記載があります。
A:一部相殺が可能です。
具体的には双方の証拠金の合計額から、商品間デルタ/スプレッド比率、スプレッドクレジットレートを考慮した額が減額されます。
ええ~いっ!何のこっちゃ!!?・・と普通はなってしまう計算式が出てきますが、確かに証拠金は少なくて済みます。
サヤ取りの必要証拠金が相殺される・・とは?
ムズカシイ話は省略しまして、、、
ArbiMasterD3などが行う日経225MiniとTopix(先物間)のサヤ取りでは、新規にポジションを建てる際には通常の証拠金が必要ですが、両建て中は少ない証拠金でOK・・です。
ちなみに、日経225MiniとTopixだけではなく、日経225Miniとマザーズ先物でも証拠金の相殺が可能です
実際にどれほど必要証拠金が相殺されるか?
2017年4月現在では、日経225Mini8枚+TopixLarge1枚(比率では8:10)のサヤトリが良いバランスのサヤトリです。
10:10のバランスにしてしまうとこんな具合に(↓)バランスが悪くなってしまうのです(約定代金を揃える)。
日経225Mini8枚とTopixLarge1枚をセットにした場合の新規建て時の証拠金は1,304,000円(2017年4月18日現在)
- 日経225Mini1枚 必要証拠金82,800円 8枚だと656,000円
- TopixLarge1枚 必要証拠金648,000円
- 必要証拠金 合計 1,304,000円
両建て(サヤトリ)時の最低維持証拠金は117,062円になる(2017年4月18日現在)
今現在、私のArbiMasterD3で保有しているポジションは3つ(D3ストラテジー、D4ストラテジー、手動発注)で全てN買T売ポジションです。
この場合でも、3ポジション合わせて最低維持証拠金は351,187円です。
しかし、証拠金に余裕があっても余計に建玉を持っちゃダメ!
よって資金を200万円口座に入れたとして、3ポジション(延べ日経225Mini24枚とTopixLarge3枚)を持っても、証拠金には相当ゆとりがあります。
しかし、
だからと言って、余裕のあるように見える証拠金で日経225Miniの裁量トレードなどをやってしまうと大変困ったことになってしまいます。
何かというと、
ギリギリまで証拠金を使ってしまうと、いざArbiMasterD3が利益確定をしようとした時に「証拠金不足」で決済できない!!?なんてことになってしまいかねません。
何故なら、決済時には瞬間的に両建て状態が外れるので、新規時と同じ証拠金が無いとダメなのです。
もし口座に200万円を入れて、ArbiMasterD3でサヤ取りだけするのであれば5ポジションほど持つことも可能です。
今後も使用可能ストラテジーを増やし、今よりますます効率的な自動売買ができるようにしていきますが、通常のデイトレードほどは“刺激”はありません。
なのでユーザーさんよっては、見た目上の余裕が思ったよりある気がして「余計なコト」をしてしまうケースもあるので、気を緩めないように注意が必要なのであります。